どんな人も、どんな時も、目指すは、おいしいをあきらめない。

Maggoo（山田香織）は、この世の中は、いろんな人と一緒に生きているということと向き合い、障がいや病気、悲しみを抱えている人、災害に見舞われた方、生きにくい日常を送る方々とおいしいで人と人を結びます。

必要なところにおいしいものが届き、どこに行っても誰もがウエルカムされる、世の中を目指します。心のバリアフリーで社会がやさしければ、障害は軽くなる。地域がやさしければ、そこに住む人は幸せになる。

人生には、突然、「え？まさか、、、」という受け入れ難いことが起こります。どんなにお金を積んでも、どんなに頭が良くても、社会的地位があったとしても、救えない命がある、頑張りようのない災害に見舞われる、身体が不自由になる、どうにもならないことがあるということを知りました。これで終わりということはなく、むしろ終わりのない苦しみは、逆に、日常の何気ないことの尊さを教え、当たり前なことなどひとつもないことを気づかせくれました。

ただひとつ、その人、コト、に救いがあるとしたら、愛を持って向き合うこと。先に天国で待ってくれている子どもたちや友人に、この世は愛だよということを教えられる場面をいくつも見せてもらいました。

どんなに苦しい時もお腹が空く、これが生きているという証で、泣きながらご飯を食べたこと、差し出されたおにぎりや手のかかったパンに、おいしいと心が震えたことはありませんか？それを差し出してくれた人、作ってくれた人、その先にいる寄り添ってくれた人を想うと、一瞬でも心が　温まり、魂が揺さぶられた感覚は、一生の支えとなるでしょう。

私が取り組めることは、小さいことの積み重ねかもしれません。しかし、それが、一人だっだとしても、その人の人生の瞬間に寄り添えることは、とても大きいことだと考えています。